穏やかな日




ここんとこ、暖かい日が続いている。

こんな穏やかな日は、あうらのテラスでまったりとお茶をしたくなる。

国島征二さんの石のテーブルに写る空を見ながら、ゆるやかな時間を過ごしたい。

しかし今は仕事が追い込みの真最中。

もう少しがんばらねば。

散歩




夕方、気分転換をしようと事務所の前の東公園に散歩に行く。

うーむ、カップルと子供連れが多い。

そんな中をひとりとぼとぼ、奥へと行くとそこには小さな動物園がある。

そこで見つけたのが、こいつら。

プレーリーキャット、ジャコウネコ科。ということはネコの仲間か?

立ってやがる、びっくり。そういやちょっと前に立つ動物がはやってたっけ。

こんな身近にいたとは・・・。


キミは何を思う?




うららかな陽気にさそわれて、わが事務所のマスコットキャットである

クロがひさしぶりに昼間に顔を見せた。

ひとしきりご飯を食べたあと、何を思うのか、クロは遠くを見つめている。

ねこのこういう姿は、哲学的な感さえ漂わせる。

かなうなら、話がしてみたいね。

塗装日和



台風一過。

今日は足場がばれたばかりの、もうすぐ竣工する住宅のデッキをみんなで塗装。

お施主さん、スタッフ、現場監督、大工さん、みんな来ていた。

僕は差し入れのみ、ゴメンなさい。

理屈はこねても、セメントこねなーい。 by 清志郎。

ね、眠い。




秋の夜長。最近、よく寝る。

10月はちょっと忙しかったのか、よく寝る。

昼間はひるねをして、夜も割合はやく寝るようだ。

というか、テレビを見ながら寝てしまう。で、夜中に電気を消してまた寝る。

やはりそれがいけないのか?

今日はちゃんと寝よう。

アートと仕事場




今日は雨、事務所でおとなしく仕事する。

事務所にもいくつかの作品がある。入口脇の壁にかけてある平面。

小柳裕さんの作品『Sluise/水門』。

月の光が水面に反射している、静かな、静かな作品。

彼の絵画に共通する静けさと、少しもの悲しい雰囲気が好きだ。



直島へ 5



十数年ぶりの直島。

いろんな作品や施設ができて、完成度が増している、ように見える。

作家や予算の規模はぜんぜん違うのだけど、佐久島にあって直島にないものがある。

その大きな違いを、しみじみ実感できたことがおもしろかった。

さよなら直島、縁があればまた。


直島へ 4




家プロジェクト、宮島達男さんの作品『角屋』。

島民によって設定されたデジタルカウンターが、水の中で静かに光る。0がない。

直島の家プロジェクトの中で、僕が一番好きな作品。

静寂な空間の中で光るデジタルは、いろんなことを連想させてくれる。

最近、宮島さんってどんな活動をしてるのかな。僕が知らないだけか?

直島へ 3



家プロジェクト、大竹伸朗さんの作品『はいしゃ』。

大竹伸朗ワールド、ここにあり。

日曜美術館で製作風景が放送されていたが、あまりの無造作な製作の仕方に

感動してしまった。と同時に、笑ってしまった。

建物の吹き抜けから、下をのぞこうとして手摺に手をかけたらスタッフに

さわらないでくださいと注意された。手摺をさわるなって・・・なにそれ。

直島へ 2




地中美術館から家プロジェクトへ。

杉本博司さんの『護王神社』。

杉本さんといえば『海景』が有名だから、昔は写真家みたいな印象があった。

素朴な疑問なのだけど、この神社はすべて設計したのだろうか?

日本的なるものという点では『海景』と共通点があるように思える。

パンフレットの写真を見ると手前の白い玉砂利の部分、余白が、強調されている。

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南川 祐輝
愛知県を中心に活動する建築設計事務所、『南川祐輝建築事務所』代表。 福井県生まれ。
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